Web集客には必須!ランディング(着地)からの移行率は5〜15%が目安です。

ランディングページ

ランディングページとは、Web広告などのクリック先(着地先)に設定するWebサイトのこと

|売りかた大全集

ランディングページの概要

 Web広告のほか、ブログやメルマガなどのリンクのクリック先(着地先)に設定するWebサイトです。多くは縦長の1枚もの(ワンカラム)サイトで構成されています。広告をクリックして来訪させるわけですから、ページに訪れた方には、積極的にコンバージョン(問い合わせ・資料請求・見積もり)や、toCのビジネスではそのまま購買訴求をする内容になっています。
 とはいえ、Web広告ですこし興味を引かれて来訪しただけの見込み客ですので、思うように行動してもらいたい場合は、このランディングページを適切な内容にしておく必要があります。

 適切な内容については下の成功のポイントで触れますが、多くの場合、A/Bテストと呼ばれるテストを実施します。A/Bテストとは、Aパターン・Bパターンの2つのランディングページを公開し、反応の良い方を残していく、というやり方です。
 尚、ランディングページに来訪した見込み客からの反応がいい要素としては、デザインというよりも、どんな行動を取ればいいか分かりやすいことだと言われていますが、そのあたりはアナログ媒体と同様です。Web上に置いておけるチラシのようなものだと理解しておけばいいでしょう。

ランディングページを導入すべきなのは

 ランディングページは、Web広告などを利用して自社で集客をしたい場合は必須と言えます。というのも、様々なコンテンツを入れておく必要があるコーポレートサイト(本社ページ)や、オウンドメディアでは、せっかく来訪してくれた見込み客が、あれやこれやと気を散らしてしまい、こちら側の望む行動を取りにくいためです。
 ですので、特に複数商品やサービスを展開している企業で、ホームページをリニューアルして集客につなげたい、と考えている場合は、大がかりなホームページ改修を行う前に、まず、ランディングページを作成することを考えた方がいいでしょう。

 尚、複数の商品やサービスすべてについてランディングページをつくる必要はありません。数ある商品・サービスの中でも、より売れ筋の商品を1〜3つ選んで、それらについてのみ、ランディングページを作成します。なぜなら、専任チームをおき、予算も十分かけられる大企業でもない限り、すべての商品について、ランディングページを運用し続けるのは困難を極めるからです。
 ランディングページはそのものについての改善も必要ですが、どちらかというと、コンバージョンを得たあとの行動(問い合わせ対応や購入後のサービス)との連動がより重要になってきます。

ランディングページの成功ポイント

ランディングページ導入の際は以下の点にご留意いただくと、成果が出やすいです。

 ①マーケティング全体の設計の1要素として捉える:ランディングページは重要な要素ではありますが、これだけでマーケティング・セールスのプロセスが完結することはありません。リスティング広告(検索広告)で表示する文言や画像と内容の齟齬がないことはもちろん、コンバージョンに対して、クイックに営業担当から電話ができるか、また、ECであっても購入がスムーズかなど前後の要素との連動がより重要です

 

 ②ページ内で来訪者にとって欲しい行動を優先順位づけをし、それを明確に表現する:来訪者は、多かれ少なかれ目的があって見に来ています。ですので、その目的に答えつつも、こちら側がどのような行動をとって欲しいかを明瞭にします。例えば、ワンタップで電話をかけて予約をして欲しいのか、資料請求をダウンロードしてほしいのか、ECサイトに遷移して商品を購入して欲しいのか、等です。これらの要素が並列されていて、「どうぞお選びください」という様相では、来訪者は何をすればいいか分かりません。

 ③トップビューにこだわる:トップビューとは、ランディングページを開いた瞬間の、スクロールせずに目に入る部分のことです。一説には、トップビューからスクロールする確率は10%しかない、と言われています。ポエムのようなキャッチコピーを書くのは好きにしていいですが、「資料請求はこちら」「お見積りはこちら」「Amazonで購入する」といったCTA(コールトゥアクション、多くはボタン)をしっかり設置しましょう。

 ④信頼性・権威性要素を入れる:広告はどんな企業でも出せる、ということを、来訪者は直感的に理解しています。ですので、ランディングページにおいてCTAの次に入れ込みたい要素としては、そうした来訪者に対し、信頼性・権威性をアピールできるできるものになります。

 ⑤魅力的なオファー(特典)を用意する:「結局それか」と言いたいかもしれませんが、オファーの内容は当然のことながら重要です。追加で費用を用意できなければ、社内ノウハウを活用したホワイトペーパーなどが定番です。

ランディングページをほかの売りかたと比較

ランディングページを、よく比較される売りかたと並べてチェックしてみましょう。

作成中です。しばらくお待ち下さい。

ランディングページの導入・運用・改善にあたっての注意点

ランディングページでは、以下の点にご注意ください。

 ①A/Bテストをしすぎない:はじめてA/Bテストを知ったときは、とにかく繰り返してしまいがちですが、例えばキャッチコピーの文字をゴシック体から明朝体に変えてみよう、など考えてしまうようでは、沼にはまっています。そこまで考えても移行率が1%を切っているなどの場合、商品・サービス自体の入れ替えを検討しましょう。

 ②制作会社はアフターフォローコストで選ぶ:A/Bテストをしすぎてはいけませんが、公開しはじめは、頻繁に調整していくものだと考えてください。その際に、ちょっとした変更で追加料金を払っていたのでは、当初の見積もりから、コストが何倍にも膨れ上がってしまいます。ちょっとした変更であれば、定額の保守料金として事前に提示してくれたり、または、自社内でできるようにセッティングやマニュアル提供をしてくれる会社を選ぶことを推奨します。

ランディングページの導入5ステップ

step.1  ゴール設定をする

 ランディングページで来訪者にとってもらう行動は優先順位づけを明確にします。[①購入ページ遷移②Webセミナー参加③資料請求]などです。そして、同時にどのくらいの数の来訪・移行を目標とするかも決めておきましょう。

step.2  予算を見積もる

 実際のページをつくります。制作を依頼するか、自社で制作します。一般に、ワイヤーと言われるサイトのイメージ図(ポンチ絵?)を描画してから開始することになります。

step.3  実際のページをつくる

 実際のページをつくります。制作会社に依頼した場合は完成を待つだけ。ノーコードツールやCMS(コンテンツマネジメントシステム)を利用して自社で作成することも一般的になってきました。

step.4  公開する

 いよいよ公開です。通常は、普通に検索してすぐ上位表示されることはありませんので、Web広告や既存サイト、メルマガ、SNS等から遷移させることが必要です。

step.5  効果検証と改善を繰り返す

 公開して一定期間ごとに反応をみていきます。このときは、改善点がランディングページ単体の要因なのか、前後の要素や全体設計によるものなのかなどを検討の上、必要に応じてランディングページを調整しましょう。

おまけ.スベらないダンドリシート

作成中です。

プロが使っている、もっと詳しいフォーマットも利用いただけます

(外部リンクです。遷移先から取得してください)

ランディングページに関してよくあるご質問

Q.A/Bテストは必須ですか?
A.全体の設計により重要度は変わりますが、多少は必要です。例えば、問い合わせをフリーダイヤル番号にするか、問い合わせフォームにするか、あるいは両方かといった点の検討など、ゴール設計に関することは、A/Bテストを実施しておいた方がいいです。
Q.用語が難しいのですが
A.はい。略称・横文字はなんとかしてほしいものです。以下によく使われる用語の意味をこちらに列挙してありますので、ご参考にしてみてください。
略語・カタカナ用語一覧
Q.更新は簡単にできますか?
A.どのような形で制作したかによります。例えばノーコードツールなどを導入し、自社制作できる場合であれば最短、数分で完了しますが、都度、制作会社に依頼しなければならない場合もあります。
Q.効果の測り方が分からないのですが
A.ランディングページ単体での効果測定は、来訪者の数を分母として①反響率②クリック率③直帰率が代表的です。尚、ツールという意味では、まずはGoogle Analyticsを連携させてください。

ランディングページについて、コンシェルジュに相談する

ちょっとしたギモンから、本格的な検討まで、お気軽にご相談ください。

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