ニュースレターとは、新聞のような紙媒体の形式で、自社や業界などで起きたニュースや豆知識その他を定期的に発信するもの。
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ニュースレターの概要
◯◯通信、◯◯新聞、または会報誌など、3〜12ヶ月に1回送付するものです。大手の日刊紙をイメージすると分量が多いですが、サイズの小さいタブロイド版、または、A3サイズくらいで内製化するのでもよいでしょう。紙面に余裕があるので、商品・サービスにあまり関係のなさそうなことや、マンガ・懸賞・クイズなどを掲載することも可能です。
新聞の利点としてよく言われるのは、興味のない記事でもついでに読んでしまう、ということです。また、相手の興味を惹けば、社内や家庭内などで回し読みしてくれるなど、垂直展開の布石としても効いてきます。要所にQRコードを掲載してWebとの連携をしたり、新商品について記載して周知漏れを防ぐなど、幅広い意図で使うことができます。
ニュースレターを導入すべきなのは
ニュースレターは、バックエンド商材の販売まで時間がかかる場合や、種類が多いので順次アップセールしていく必要がある場合、継続課金する場合は特に有効です。また、営業人員が少なく、メルマガなどで自動化したいが、受け手がシニア層などで開封率が低い場合などの場合も導入を検討するとよいでしょう。
コストがかかるので、大量の見込み客にバラまく、というよりは、既存客か販売までのリードタイムが長い商品に向いています。また、ついででもいいので、見込みの高かった失注客に送ると、もう一度テーブルに着く前のきっかけとすることも出来ます。
ニュースレターの成功ポイント
ニュースレターを導入の際は以下の点にご留意いただくと、成果が出やすいです。
①楽しんでつくる:自社で楽しみながらつくったものは、やはり読み手にも伝わります。コンプライアンス的にダメなこと以外は、社員の自由につくり、あまりカタいコンテンツにしない方が親密度の向上の観点で有効です。その意味で、マンガやイラスト、社員による◯◯川柳コンテスト、会社対抗の野球大会やボランティアのレポートなど発想を柔軟に取り組みましょう。
②CTA(行動喚起)は広告のように入れる:ニュースレターは、需要があるから読む、というよりは、なんとなく読むくらいの位置づけになります。ですので、CTAを記事中に盛り込むのは効果が薄いです。しかし、新聞は広告欄があるのが当たり前として読んでいるので、広告欄のようにCTAを入れる手は有効です。
③オリコミを入れる:ニュースレターを利用して、リーフレット(チラシ)を折り込むのも有効です。チラシ単体では読まれない上に郵送コストもかかりますが、オリコミであれば追加作業料金だけで、より読まれやすい状況にすることができます。
④色々な読み手を想定する:ほかの媒体と違う点が、回し読みを誘発したいということです。新聞をイメージすると分かりますが、ほとんどの方はヘッドラインを読んで興味があるところを詳しく読む、という形になっています。ですので、通常の媒体ではターゲットを絞るほどいいとお伝えしていますが、こちらは例外です。
⑤お客さまも掲載する:自社が懇意にしているお客さまの紹介を載せる、というのも有効です。特に顧客層が多少重複していそうな場合には喜ばれます。紹介風での活用事例にしたり、単純なお客さまのPRでも構いません。出来上がってから、「よかったら◯◯さんのお客さんにも配ってもらえませんか?」という一手で紹介を依頼する手があります。
ニュースレターをほかの売りかたと比較
ニュースレターを、よく比較される売りかたと並べてチェックしてみましょう。
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ニュースレターの導入・運用・改善にあたっての注意点
ニュースレターでは、以下の点にご注意ください。
①計画的につくる:ニュースレターづくりには時間がかかります。単に文章量が多いということもありますが、社内イベントやファンイベントの写真を用意するためには、そのタイミングで撮影しておく必要がある、など、一朝一夕では用意できないものが多いためです。
②デザインは動かさない:デザインが変わると、捨てられやすくなります。「あ〜いつものあれが来たか」という認識をしてもらうことが既読率を上げるために重要です。
③社内でも読む:お客さまが読み、せっかく話題になっているのに、自社の社員が読んでいないと会話が終わってしまいます。逆に、そのまま社内報のようになれば一石二鳥です。
④カンタンにやめない:「あれ、来なくなったね」と言われては評判に影響します。ですので、テスト的にはじめ、すぐにやめる、というやり方には適しません。ある程度継続することを覚悟の上で導入しましょう。はじめは刊行を年次にするなど、ムリのないペースで始めてください。
ニュースレターの導入5ステップ
step.1 全体戦略での位置づけを決める
ニュースレターは、やや既存客よりの媒体です。費用対効果として、バラまきで認知を獲得するのには向いていませんので、どんな役割を担わせるかをしっかり決めておきましょう。
step.2 コンテンツの内容を決める
場当たり的にコンテンツを入れ替える、ということは難しい媒体です。社内だけでできること、社外と連携しないとできないことなど、しっかり準備しておきましょう。
step.3 CTA(行動喚起)を決める
CTA(行動喚起)を入れるか、一切入れないかも含めて、内容を決めます。入れる場合は何をどのように入れるかを検討し、同時に、その後のフローも決めておきましょう。
step.4 制作して送る
制作についても、レイアウトに合わせて文章量を調整したり、校正、オファーの予算組みなど、様々なポイントで時間がかかります。期日管理をしっかりしておきましょう。また、いつまでの顧客に送るかなども決めておいた方が賢明です。
step.5 後工程とあわせて検証・改善する
目に見える効果を求めすぎてはいけませんが、CTAからの遷移、営業パーソンが聞いてきたフィードバックなどは、収集して改善に活かします。同時にアンケートを取得するのも有効です。
おまけ.かんたんダンドリ表
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ニュースレターに関してよくあるご質問
Q.すべて内製化していいですか? |
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A.デザイン(特にレイアウト)は外注した方が無難です。独特のレイアウトなので、シロウトにはハードルが高いです。一度レイアウトを作ってもらえば、次回からは多少の調整だけで済みます。 |
Q.CTAはいくつ入れられますか? |
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A.いくつでも入れられます。紙面の制約にもよりますが、至るところに入れてOKです。直行型(問い合わせ、購入申込み)はもちろん、中継(つづきをWebで読む)も有効です。 |
Q.失注客に送る基準はありますか? |
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A.営業パーソンでのチャネルの場合は複数回以上会っていればOKです。内輪ネタを披露するイメージなので、そういう相手ではないな、という感のときはやめておきましょう。それ以外の場合は、ほかのシグナル(メルマガ配信先など)を基準にしてください。 |
Q.コンテンツが思い浮かびません。 |
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A.色々な新聞をお試し購読してみてください。参考までによくあるコンテンツとしては[業界統計や豆知識・法改正・社員紹介・CSR活動紹介・マンガ・懸賞・クイズ・お客さま紹介・新商品紹介・商品活用事例・連載小説・著名人インタビュー・etc]あたりがあります。 |
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