リーフレットとは、商品説明等のために紙1枚でつくられた媒体。個別商品の案内や簡易的に概要を伝えたい場合に多く利用される。
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リーフレットの概要
紙1枚で簡潔な内容を伝える目的に使うので、話のきっかけや、ダイレクトメール封入物、ポスティングでも頻繁に利用されます。売りかたという観点からはチラシ・フライヤーと同義語です。本提案につなげるためのきっかけづくりとしての用途が多いです。
または、まだサービス自体は出来ていないが、いったん顧客の反応をとるためにリーフレットを先につくって配ってしまう(つくる前に売る)という使いかたをしている例もあります。ちょっとした追加オプションなどのテストマーケティングにはよく使われています。
シロウト感のあるデザインでも気にする必要はなく、むしろ手作り感のある方が効果が高いという意見もあるほどです。つまり、社内で作製してしまって構いません。そのため作製費用は極端に抑えることができるので、多様なパターンを試すことが可能です。
すこしはデザインにこだわりたい、という場合でも、様々なテンプレートやデザインツールを使えば十分で、リーフレットを活用してどのように声掛けをするか、といった点に、より工夫の余地があります。
リーフレットを導入すべきなのは
リーフレットは、営業パーソンを複数抱えている場合や、既存の顧客アカウントが多い場合は特に効果を発揮します。または、商品数が多く、パンフレットなどではすべてを表現しきれないが、特定の商品をプロモーションしたい場合や、圧倒的な売れ筋商品があって、まずはそれを販売のきっかけとしていく場合、新商品の反応をとりたい場合など、1つの商品に限定した販促を実施する場合に有効です。
他の売りかたのテストとして、とりあえずリーフレットで表現してみる、という使いかたもあります。見込み客の反応を、タイムリーに、直接とれることが多いので、まずはリーフレットでつくってみて、反応のいいものをランディングページに表現したりすることが考えられます。
リーフレットの成功ポイント
リーフレット導入の際は以下の点にご留意いただくと、成果が出やすいです。
①1枚1テーマにする:リーフレットは紙面の都合上、多くのことを表現するのには向いていませんので、どんなテーマにするかは絞り込む必要があります。1つの商品だけをとりあげるか、1つのニーズだけに限定することをオススメします。
②行動喚起を明確に表現する:リーフレットを受け取った相手が、(商品・サービスにすこしでも興味があれば)このあと何をすべきなのかをストレートに表現する必要があります。通常、見込み客はリーフレットをじっくり見て考えることはありません。
③リーフレットで買わせない:少ないコトバだけで購買の訴求までできればいいのですが、ほとんどの商品・サービスでは中途半端に終わります。したがって、受け手にとって欲しいアクションは「詳細説明のための時間をつくる」「メルマガなどに登録してもらう」「SNSをフォローしておいてもらう」といった、あまりハードルの高くない内容にしておいた方が賢明です。
④個々の営業パーソンが連絡先などを書けるスペースを作っておく:③と関連して、リーフレット単体で買わないのであれば、他と組み合わせる必要がありますが、多くは営業パーソンによる個別アプローチとなります。リーフレット自体、すぐに捨てられてしまうものですので、少しでも捨てにくくする工夫として、連絡先などを手書きで書く、という方法があります。
⑤たくさん配る:当然ですが、配る数に成果は比例します。しかし、人の手を介して配ると、顧客との関係性その他を気にして配る数が減る、という現象が起きます。その場合は、配らせて反応を入力させる、または本社が一括で郵送物に同封する、といった形で保有リストには最低でも配り切るようにします。
リーフレットをほかの売りかたと比較
リーフレットを、よく比較される売りかたと並べてチェックしてみましょう。
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リーフレットの導入・運用・改善にあたっての注意点
リーフレットでは、以下の点にご注意ください。
①しっかり管理する:様々な売りかたに比べて、比較的つくりやすいリーフレットなのですが、それだけに、どこにどのリーフレットがあるか分からない、という事象が発生しやすいです。データの場合はファイル名のルールを整えたり、少なくとも、好評を博しているリーフレットの最新版はどれか、というのは常に分かるようにしておく必要があります。
②コンプライアンスに注意:簡単につくれるが故に、勝手に修正して使っていたものが、実は法規制に触れていた、ということも起こりやすいのがリーフレットの弱点です。医薬・金融・特商法といった規制業種の場合はガイドラインが明確にできているとは思いますが、その他でも景品表示法や虚偽記載などに注意しなければなりません。
リーフレットの導入5ステップ
step.1 テーマを決める
このリーフレットがなぜ必要なのか?という観点でテーマを決めます。例えば、新商品投入の周知のためにWeb説明会への参加を促す、または、特定商品についての大幅値引きキャンペーンの前に、抽選券を取得してもらう、といった形です。
step.2 配布数の計画を立てる
プロモーション全体の目標から逆算して、配布数を決めます。このとき、同時にリストの絞り込みも実施することになります。接点あり顧客500者に対して1ヶ月で配布する、その場合手渡しか、郵送後に電話でフォローする、など具体的な行動まで落とし込んでください。
step.3 たたき台をつくる
ひな形を活用して、たたき台をつくります。このとき、重視すべき点としては、レイアウトと何文字まで記載できるか等をしっかり取得することです。セールスコピーや画像などは後から入れ込みます。面積に制限があるので、予め文章を決めるより、レイアウトを決めて、その制約のもと文章を考えたほうが効率的につくれます。
step.4 内容をつくる
セールスコピーを含めた内容をつくります。記述する内容や画像・イラスト・漫画など様々な表現が可能ですが、使いかたによって何を使うかは異なります。手渡しやテレアポとの連携の場合はつくり込む必要はありませんが、郵送や書類トレー設置等の場合は読んでもらいやすい工夫が必要です。
step.5 配布して反応を聴取する
きっかけづくり(商機をつくる)に活用していることが多いと思うので、それに対して顧客が具体的にとった行動や反応を聴取してストックします。リーフレットの巧拙というよりは、テーマが適していたかをよく振り返ってください。
おまけ.スベらないダンドリシート
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リーフレットに関してよくあるご質問
Q.きちんと業者印刷した方がいいですか? |
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A.場合によりますが、多くの場合不要です。デザインをきっちり作り込んでいる場合は必要かもしれませんが、事務所の印刷機でも効果に差がないことが多いです。どちらかというとスピードを重視すべきだと考えています。 |
Q.セールスコピーが書けません |
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A.目の前に実際にお客さまがいるとしてセールストークを話し、録音して文字起こししてみましょう。それを土台に改善していけば最低限のものは出来上がります。教科書的なことが知りたければ、世の中に様々な講座があるので、そういったものを受講するのも手です。 |
Q.営業に配らせましたが全滅しました |
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A.気にしてはいけません。特に、営業パーソンに気にさせてはいけません。反応が無いのはテーマが悪いから、セールスコピーが弱いからであって属人的な要素ではない、というスタンスが大事です。次の手を打つためにも士気を高く保ってください。 |
Q.テーマはどのように決めますか? |
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A.商品とリーフレットによる行動喚起させたい内容の掛け算で決まります。もれなく重複なく考えたければ、マスを作って埋めてください。商品は、[新商品・売れ筋・大幅値引き]、行動喚起は[相談会・セミナー予約・メルマガ登録・抽選券入手]などが定番になります。 |
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