動くものは目で追ってしまう!最先端技術でも過信せずにシンプルなメッセージを。

デジタルサイネージ

デジタルサイネージとは、電子的な映像装置に投影して出稿する広告のこと。

|売りかた大全集

デジタルサイネージの概要

 公共スペースなどで看板の代わりに設置されるディスプレイに、1枠あたり持ち時間15秒程度の広告(多くは動画)を流します。ひとは、動くものをつい目で追ってしまうので、より目に止まりやい効果が期待できます。また、印象的なコンテンツを流すことで、記憶に残りやすくします。

 デジタルサイネージ自体は、ローカル商圏での訴求に限られますが、そのために紹介動画を制作した場合は、Web上の動画広告や、コーポレートサイトに掲載できるなど、二次的利用まで考えて予算を組みましょう。

 尚、ずっと自社の広告が流れるわけではなく、いくつかの広告を切替えながら、繰り返し表示することが多いため、他に出稿する企業がどこかは、可能な限り確認しておきましょう。また、切り替わりを利用して、限定性を示す文言と共に魅力的オファー(特典)を掲載し、より強い印象に残す手もあります。

 常時同じコンテンツを掲載しておくというよりは、短期的なキャンペーンや、新商品の打ち出しなどに利用されることが多いため全体の中での位置づけを明確にしておきましょう。動画で訴求できると言っても、最初から最後まで観てくれるとは限りません。ストーリー性よりも、アイキャッチとしての動画の役割が重要です。

デジタルサイネージを導入すべきなのは

 デジタルサイネージは、1事業所あたりの商圏は一定の地域・ターゲット層に限られているが、複数の事業所を展開している場合は、特に有効です。コンテンツはデジタルであるため使い回しができますし、データ入稿のみで差し替えが完了するため、枠さえおさえておけば即時反映が可能です。

 また、タッチパネル式で言語を切替えたり、副音声で案内したりする機能があれば、ターゲットが日本語圏以外の方の場合に有効な案内板として活躍してくれます。技術的にもタッチパネルだけでなく、画像認識AIを搭載したり、店舗などの空き状況をタイムリーに反映できるなど日進月歩で、先進性をアピールしたい場合も有効です。

デジタルサイネージの成功ポイント

デジタルサイネージを導入の際は以下の点にご留意いただくと、成果が出やすいです。

 ①設置場所に応じてターゲット・CTA(行動喚起)・コンテンツを変える:どこに設置されるものかにより、見る層やその取りうる行動が異なります。ターゲットであれば今スグ客なのかそうでないのか、CTAであれば気軽にタッチパネルに触れるか、またはQRコードを読めるかどうかなどです。それに応じたコンテンツを用意しましょう。

 ②CTA(行動喚起)は常時表示する:持ち時間のうち、最後の1秒だけCTA(行動喚起)が現れる、というつくりも多いのですが、見込み客の多くはぼんやり観ているだけなので、その1秒まで待ってくれません。CTAは上下左右どこかに常時表示させておく方がゴール達成には有効です。それらを消すことで没入感をつくり、より印象に残したい場合は、選べる設置場所がかなり限定されます。

 ③複数設置する:デジタルコンテンツは一度つくると使い回しがききますので、予算の限りたくさんの場所に掲載しましょう。1エリアに集中的に出稿するのも有効です。

デジタルサイネージをほかの売りかたと比較

デジタルサイネージを、よく比較される売りかたと並べてチェックしてみましょう。

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デジタルサイネージの導入・運用・改善にあたっての注意点

デジタルサイネージでは、以下の点にご注意ください。

 ①コンテンツ予算をしっかり取る:コンテンツの使い回しや二次利用ができるので、しっかりと予算をとって、効果的なものを複数パターン制作しましょう。内製化もできなくはないですが、シロウトがつくると屋外では視認性が下がるものになってしまったりと、細かい点への配慮が行き届かない例も散見されます。

 ②全体の中での位置づけを明確にする:認知だけでなく、有望見込み客リストの取得や、設置場所によっては購買訴求までできるデジタルサイネージですが、1つで完結できるわけではありません。プロモーション全体の中で役割を明確にし、1広告1メッセージの原則を忘れないようにしましょう。

 ③過不足のない機器を選ぶ:デジタルサイネージはバリエーションが多く、あなたのやりたい事に対しては過剰な機能がついていたり、逆についていなかったりします。また、サイズによっては、せっかくつくったコンテンツが上手く表示されないなどもあるので、過不足のないものを選ぶ必要があります。

デジタルサイネージの導入5ステップ

step.1  ターゲット・ゴール・コンテンツをマッチさせるように設定する

 どの商品・サービスを、どのような属性・状況のターゲットに、どのように訴求し、どんな行動をしてほしいかを明確に設定します。それらから優先順位をつけてコンテンツ予算を割り振りましょう。

step.2  出稿場所を検討する

 ターゲットとゴールが決まったら、動線や見込み客の動きを考えて、どこの場所、または、どんな機器に出稿するかを決めます。過不足のないものを選びましょう。

step.3  内容をつくる

 内容をつくります。2次的利用まで考えて、多めに予算を確保してはじめることをオススメします。尚、商品・サービスによっては、季節ごとにコンテンツを差し替えることも有効なので、順次つくっていくこともできます。

step.4  出稿する

 出稿後は、どこで何を出しているかの管理を怠らないようにしましょう。特に期間限定のオファー(特典)をつけている場合は、期日に注意してください。

step.5  検証・改善する

 AI画像認識などで、観たひとのデータを取得できる機器もあります。しかし、費用面折り合わなければ、Web等への動線をつくるか、出稿前後の問い合わせ数などの乖離をみて判断していきましょう。

おまけ.スベらないダンドリシート

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プロが使っている、もっと詳しいフォーマットも利用いただけます

(外部リンクです。遷移先から取得してください)

デジタルサイネージに関してよくあるご質問

Q.最新機器の方がいいですか?
A.そうとは限りません。多機能であることと、売上に寄与することは別ものです。ターゲットの動きをしっかり考えて過不足のないものに出稿しましょう。
Q.複数商品について掲載していいですか?
A.オススメはしません。ギャラリーのように順番に出すと観ている側の注意が逸れます。複数商品のPRが必要な場合でも、1つの広告では1つの商品・サービスを深堀りし、それを別個に出すようにしましょう。
Q.周辺にデジタルサイネージの機器がないのですが
A.ムリして出す必要はありません。しかし、設置されたばかりのタイミングでは、衆目を集めやすいため、情報をしっかり入手できるようにしておきましょう。
Q.コンテンツが作れません
A.専門業者への依頼を検討してください。尚、自社でよっぽど自信がない限りは、専門業者へ相談した方が賢明です。

デジタルサイネージについて、コンシェルジュに相談する

ちょっとしたギモンから、本格的な検討まで、お気軽にご相談ください。

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